本日は、セブンイレブンの 「旨みとコクの欧風カレーパン」 税込¥138 を紹介します。
コロッケをひと回り大きくしたぐらいのサイズです。
色よくこんがりと、そしてふっくらと揚がっていますね。
見た目ベーシックなカレーパンですが、”旨みとコク” と名付けた所に、こだわりを感じます。
これは、しっかりと確かめるしかありませんね。
さっそく食べてみましょう。
確かに、いわゆるドーナツなんですが、とてもあっさりしています。
衣もしっとりしていて、油をほとんど感じることがないのです。
大げさに言えば、油で揚げないドーナツの様です。
そしてたっぷりと入った褐色のカレールー。
香りがすごいです。少し離れた所まで、その存在が伝わってきます。
スムージーのようになめらかな口当たりで、辛味も甘みも濃厚です。
具材はほぼ溶けていて、形を感じることはほとんどありません。
じっくりと長時間煮込んだ、コクのあるカレーに仕上がっています。
名前の通り、旨みとコクのカレールーを薄いパン生地で包んだ、とても完成された
おいしいカレーパンと言えます。
<ちょっと雑学>
以前このブログでも、日本の国民食、カレーについて勉強しました。
イギリスから伝わったばかりのカレーは、カレー粉と小麦粉を炒めて作る簡素なものでした。
やがてレストラン等において、そのカレーの味を高めていく上で、フランス料理の技法が
使われました。すなわち、コンソメやブイヨンなどのダシを混ぜたのです。
もちろん手間はかかりますが、濃厚で旨みのある味へと飛躍的に進化しました。
これこそが ”欧風カレー” で、別段特別なものではなく、
現在我々が口にしているカレーの、スタンダードと言えるものです。
ちなみに、この ”欧風カレー” の名付け親は、カレー専門店「ボンディ」の創業者で、
ヨーロッパには存在しないカレー ”欧風カレー” は、日本で生まれたのです。