本日は、ローソンの 「ごろごろおいも」 税込¥140
を紹介します。
少々ラフな形のパンにはさつまいも、鹿児島県産やごろう金時の角切りがごろごろと
入っています。更に生地の中には無数の黒ゴマが練り込まれ、おいものパンの完成です。
しかしそれだけでは終わりません。パンの表面にはケーキ生地が奢られていて、
なんとなんとパン生地には、ゴマと共に鳴門金時芋のあんが練り込まれているのです。
2つのブランド芋が使われたパン、これはパンなのかスイーツなのか?
さっそく食べてみましょう。
袋を開けると、おいもやマーガリンの香りがフワ~っと漂ってきます。
香りだけなら、ハイカラな洋風スイーツの風情でしょうか。
ひと口食べてみると、少し噛み応えのあるデニッシュ生地が出迎えてくれます。
はじめましての挨拶もそこそこに、さつまいものスイートな味わいに支配されます。
練り込まれた鳴門金時芋のあんを背景に、やごろう金時芋の角切りが、ホクホクとした
食感でアクセントを加えながら、ナチュラルな甘みを拡散します。
さすがのブランド芋2つ、しっかりした力強い味わいです。
そこに黒ゴマの香ばしさがスパイスとなり、おいものパンは出来上がっています。
パンとしてもスイーツとしても和物寄りのこのパンは、小腹が空いた時に最適です。
おいものパンと言うと、秋のパンを連想してしまうのは致し方ありませんが、
嫌味の無いナチュラルな味わいには好感が持てます。
<ちょっと雑談>
さて、今日のパンに使われているさつまいも ”やごろう金時” 、初めて聞く名前です。
ちょっと調べてみると、”やごろう金時” は 鹿児島県大隅半島で作られるブランド金時芋で、
形的には大きくて実入りがよくきれいな黄色、ほっこりした食感と自然な甘さが特徴です。
”やごろう” は、地域の方のお名前をいただいて付けたそうです。
ちなみにもう一方の ”鳴門金時” 、こちらはかなりポピュラーなさつまいもですが、
おさらいしておくと、徳島県のブランド芋で、栗のようにホクホクした食感と糖度が高いのが
特徴です。もはやさつまいも自体、立派なスイーツです。