本日は、ミニストップの 「三ケ日みかん&カスタード」
税込¥128 を紹介します。
網目模様の小ぶりなパイの様な見た目です。みかんのパンはずい分久しぶりですね。
どうやら、静岡・三ケ日産のみかんが使われているようです。
一緒に合わせるのはカスタードクリーム、みかんとの相性はどうでしょうか?
さっそく食べてみましょう。
サクッとしたデニッシュの様なパン生地です。
しっとりまでは行きませんが、もちっとして食べごたえのある食感です。
そしてみかんの風味が思いのほか刺激的です。
油断するとこぼれ落ちる程ぷるんぷるんのみかんジャム、もちろん甘さはありますが、
それを押しのけてやって来る酸味と苦味、特に苦味が印象的です。
みかんの、どちらかと言うとコアな魅力を存分に打ち出した作りです。
カスタードの存在を忘れてしまう程に刺激的なみかん味ですが、カスタードもきっと、
陰でまろやかな甘さをかもし出していることでしょう。逆にとらえれば、
それぐらいピッタリと違和感なく、二つの味がマッチしているのかもしれません。
ストーレートで素朴なみかん味を楽しみたい人におススメの、みかんパンです。
<ちょっと雑学>
さて、今日のパンに使われている ”三ケ日みかん” 、少し調べてみました。
誰もが良く知っている ”三ケ日みかん” 、静岡県・三ヶ日町産のみかんです。
その歴史は古く、今から約300年前までさかのぼります。
時は江戸中期、一人の男が紀州(今の和歌山県)から紀州みかんの苗を一本持ち帰り、
庭の片隅に植えたことから始まります。
小ぶりでしたが、香りと甘みがとても強かったこの紀州みかんは、その後三ケ日地区全体に
広まりました。しかしこのみかんには種があったのです。
そして100年ほど前に愛知県・三河地方からこの地区に入って来た ”温州みかん” 、
このみかんは実が大きくて甘みが強く、種も無いため、その後の三ケ日みかんの主流と
なったのです。
以上、”三ケ日みかん” の簡単な紹介でした。