本日は、ローソンの 「バター香るクイニーアマン」
税込¥130 を紹介します。
またまた聞き慣れない、ちょっとオシャレな名前のパン、登場です。
調べてみると、フランス・ブルターニュ地方の伝統的なお菓子で、
クロワッサンに似たパン生地に、砂糖とバターを練り込み焼いたものだそうです。
なるほど、その小ぶりな丸い見た目は、パンというより焼き菓子の様です。
さっそく食べてみましょう。
表面の少し焦げた部分、飴のようにパリッパリです。
これも ”クイニーアマン” の特徴なのです。
溶けた砂糖が固まったものなので、甘さも凝縮しています。
パン生地は幾重にも重なっていて、クロワッサンの様でもありデニッシュの様でもあります。
サクサクした食感が特徴ですね。
そしてパリッパリを通り越すと、サクサクした中にもしっとり感があり、
一気にバターの風味に包まれます。とてもリッチな気分です。
その小さな見た目から、想像以上の存在感を放ちます。
初めて食べた ”クイニーアマン” ですが、パリッからサクサク、そしてしっとりな食感と、
バターの芳醇な風味、塩味と、砂糖のすっきりした甘さが交わって完成された、
とってもおいしい焼き菓子です。おなかも満たされるおやつとして、最適ですョ。
<ちょっと雑学>
さて ”クイニーアマン” 、もう少し掘り下げてみましょう。
1860年頃のフランス・ブルターニュでは、小麦粉が不足していましたが、
バターは豊富にありました。そこで、小麦粉とほぼ同じ分量のバター、
砂糖を混ぜてパン生地を作ってみたのですが、やはり失敗でした。
しかし、この材料を無駄にするのはもったいないと、そのまま焼いたところ、
これがとてもおいしいケーキになったのです。
パン生地としては失敗でしたが、ケーキとして成功したのです。
その後改良され、ブルターニュを代表するお菓子となった訳です。
「失敗は成功の基」、まさにその言葉が当てはまります。
”クイニーアマン” 誕生のエピソードでした。