本日紹介するコンビニパンは、ローソンの 「デニッシュマラサダ」 税込¥125 です。
マラサダ? 何でしょう? 食べる前に、ちょっと調べてみました。
マラサダは、ポルトガル発祥のお菓子で、簡単に言うと揚げパンかドーナツの様であり、
粉砂糖やシナモンがふりかけられています。
只、そのポルトガルではそれほど有名では無く、ハワイへ移住したポルトガル人が
その地で広め、今ではハワイの定番おやつになったようです。
恐らく日本へも、ハワイから広まったのではないでしょうか。
さてさて今日のパン、デニッシュ生地のマラサダということですが、
何やら変わった形をしていますね。
四角いパンのてっぺんには大量の粉砂糖、中には真っ白なクリームがサンドされています。
匂いは揚げパンそのものです。
さっそく食べてみましょう。
いく重にも重なったデニッシュ生地は、程良くサクサク感を残しながらも
しっとりとしています。今まで味わったことのない、好感の持てる食感です。
白いクリームはミルククリームですね。そのまろやかな甘味は、口の中でパン生地全体を
やさしく包んでくれます。油分をスッキリとさわやかにしてくれるのです。
揚げパンの食べごたえを残しながらも、あっさりと食べられます。
デニッシュ生地を使った個性的なパンですが、おいしくいただきました。
コスパもいいですよ。また食べたいとも思いました。
<ちょっと雑学>
今日紹介したマラサダにはミルククリームが入っていましたが、本来の伝統的なマラサダは、
グラニュー糖をまぶしただけのシンプルなものです。
元々はカトリック教徒が、四旬節を迎えるにあたって、その前にラードや砂糖を使い切る事を
目的に作られるようになったのです。
※四旬節の間は、食事の制限が厳しくなり、ラードや砂糖が使えなくなるのです。
しかし今では、中にカスタードやチョコレートクリームを入れたものも定番となっています。
本場ハワイで一番有名なマラサダ販売店は、「レナーズ・ベーカリー」。
ハワイのベーカリーショップにおいても、マラサダ販売の元祖と言われています。
日本にも、横浜に店舗があり、マラサダを中心に販売しています。
百貨店の催事などにも、時々出店しているらしいですよ。
パン好きとしては、一度は試してみたいものです。