本日は、ファミリーマートの 「よもぎ餅みたいな蒸しぱん」 税込¥128 を紹介します。
たまたまですが、前回に続き蒸しぱんの登場です。
なんとも深い緑色、まさにみずみずしいよもぎを思わせる緑です。
そのよもぎが練り込まれた生地の上には、いくつかの小豆の粒がちりばめられていて、
底面には粒あんが入っています。
しっとりと佇む楕円形のいでたちは、これぞ和の世界、シブいです。
又パッケージもシャレてます。春をイメージした、日本的な美しいイラストです。
さっそく食べてみましょう。
やはり、見た目通りしっとりしています。そしてもっちりモチモチです。
よもぎ餅とまでは行きませんが、普通の蒸しぱんに比べればしっとり感が全然違います。
よもぎの風味がほのかに感じられる深緑の生地、やさしい甘さです。
若干の渋みが、さっぱりした後味を残します。
そして粒あんが口に入れば和の甘さが一段階増し、確かによもぎ餅みたいな味わいに
なります。又粒あんは、蒸しぱんのボリュームに対してとても適量で、
くどいと感じることもありません。
加えて、生地の上に載った小豆の粒々の食感が、いいアクセントになっています。
これはもう和菓子と言ってもいい蒸しぱんです。
特にあんこ物など和のスイーツがお好きな方、小腹が空いたときのおやつに最適ですョ。
<ちょっと雑談>
さて、今日のパンで登場したよもぎ餅ですが、草餅とは何が違うのでしょうか?
少し調べてみました。
まずよもぎ餅ですが、当然ながらよもぎの葉を混ぜて作ります。
上新粉やもち粉を使いますが、最近では白玉粉を使う店も増えているようです。
次に草餅。この餅の歴史は古く、平安時代には母子草(ハハコグサ)を使っていましたが、
江戸時代の中期ごろからはよもぎを使うようになったそうです。
通常は上新粉を使いますが、最近では白玉粉やもち粉を多く使うそうです。
よもぎ餅も草餅も、小豆あんやきな粉と合わせて食べる方法が主流です。
そして2つの餅共に春の和菓子ですね。
ここまでの説明でもうお分かりですね。そう、2つの餅は同じなのです。
もちろん双方とも様々な形があり、厳密に言えば違うのかもしれませんが、
一般的に、現代では同じ食べ物と言っても差し支えなさそうです。