本日は、ファミマ・サークルKの 「さっくりとしたキャラメルビスケットパイ」税込¥135 を紹介します。
形がキャラメルです。相当大きなキャラメルです。
香りもキャラメルです。色(?)もキャラメルです。
パンの中には、キャラメルクリームとホイップクリームが、
ダブルで入っています。
見た目ちょっと固そうな感じですが、どうでしょう?
さっそく食べてみましょう。
表面のビスケット生地、中のパイ生地共に乾いた食感で、
固いというよりパサパサしています。
口の中の、水分が奪われる感じですね。
”パイなんだからしょうがないだろう” って言われそうですが…….。
只、たっぷりのダブルクリームが、かろうじて潤いを与えてくれます。
加えて、ホイップクリームのピュアな白色は、沈みがちな色合いに、
いいアクセントになっています。
このキャラメルクリーム、まさにキャラメルを溶かしてクリーム状にした感じで、
すっきりしたおいしさです。
そしてホイップクリームが合わされば、口の中でまろやかな味わいになり、
たちまちに広がって行きます。
これはパンと言うより、個性派のお菓子です。
それに、このパサパサ感が私にとっては気になります。
生地にほとんど味が付いていないのも残念です。
パン好きなら、形のインパクトさで、一度は買ってしまうと思われますが、
リピートされるパンではないような気がしました。
<ちょっと雑学>
さて皆さん、キャラメルと言えば何といっても、
黄色い箱の森永ミルクキャラメルです。
明治の終わりに会社を創業して以来、販売してきたそうです。
当初は、アメリカで習得した製法で作っていたのですが、
日本人にはやや味が濃厚すぎたようです。
又、湿気の多い日本では、短期間に溶けて来るので、
口あたりも悪くなり、品質の保持に苦労したようです。
そんな理由もあり、最初は一粒一粒ばら売りしていたのですが、
15年ほどたち、改良が重ねられた末の大正3年(1914)、
ようやく20粒入り紙容器のタイプが発売され、爆発的人気商品になったのです。
今では、柔らかい食感の生キャラメルも人気ですが、
案外、開発当初はそんな食感だったのかもしれませんね。