本日は、ローソンの 「ジューシーバターのフレンチトースト」 税込¥140 を紹介します。
このフレンチトースト、以前紹介したファミリーマートの
「たまごの味わい豊かなしみ旨フレンチトースト」(11/19号)
にそっくりですね。
あっちは食パン3枚重ねで¥135でした。コンセプトもほぼ同じでしょうか。
パンの間にはバタークリームがサンドされています。
それにしても、よくよく見てみると、この手のコンビニパンの
フレンチトーストってちょっと高級な卵焼きの様ですね。
色と焼き目の具合がよく似ています。
さて、今日のフレンチトーストはどうでしょうか?
食べてみましょう。
食パン1枚の厚みは、ファミリーマートのものよりこっちの方があるようです。
フレンチ液は、ややあっさり目に染み込ませてあります。
そのせいでしょうか?バターの香りと風味を強く感じます。
”発酵バター” と書いてありますが、このバターに秘密があるのでしょうか。
そんなにクセのあるバターではありません。
確かにコクがあるのかもしれませんが、私には上品で、
すっきりさっぱりとしたバターに思えます。
このバターと喧嘩しないよう、フレンチ液は甘みを抑え、
控えめに染み込ませてあるのでしょう。
主役は、あくまでバターなのです。
只、ローソンとファミリーマート、そんなに違いがあるとは思えませんでした。
どちらも普通においしいですヨ。
<ちょっと雑学>
今日は、”発酵バター” についてです。
バターは、紀元前の頃のヨーロッパが発祥です。
古来のバターは技術的に未熟だったので、
製造の過程で自然と発酵が進んでしまうことが多かったようです。
従って、ヨーロッパのバターは ”発酵バター” が主流となり、広まったのです。
比べて、日本のバターは歴史が浅く、普及したのは13~14世紀頃。
その頃には技術も進歩していて、発酵させない ”非発酵バター” が
作られていました。それがそのまま輸入され、定着したようです。
バターは、クリームをかき混ぜて作りますが、そのクリームに乳酸菌を入れ、
発酵させてから作るのが ”発酵バター” です。
”非発酵バター” よりコクがあり、風味が良いとされています。
今、この本来の製法で作られた ”発酵バター” の魅力が見直され、
新たなブームとなっているようです。