本日は、ローソンの 「メープル&ホイップメロンパン」
税込¥150 を紹介します。
メロン模様が少しファジーなメロンパン。
色はメープルを意識しているのか、ややブラウン色寄りです。
生地にサンドされているのは、琥珀色のメープルシロップと、まっ白なホイップクリーム。
メープルの香り、ガンガン漂います。
さっそく食べてみましょう。
どうりでメープルの香りが強いはずです。パンのビスケット生地にもメープルが、
練り込まれているようです。色もそのせいですね。
その独特の風味を感じながら、少し歯ごたえのあるビスケット生地をやり過ごすと、
中のパン生地はサクサクです。但し、ビスケット生地の存在感が強すぎですが。
そしてまっ白なホイップクリーム。控え目な甘さとミルクの風味いっぱいのクリームです。
サッと口の中で広がり、ビスケット生地のメープル味をマイルドにしてくれます。
しかしそれもつかの間、パンの中心に入った琥珀色のメープルシロップが口に入るや否や、
さらに大きなメープルの波が押し寄せます。その個性的な風味と強烈な甘さで、パン全体が
メープル色に染まって行くのです。香りも含め、ハチミツよりも風味が独特ですね。
パン生地にまで練り込んだ、主役のメープルをやさしく包むホイップクリーム、
なかなか相性の良い組み合わせと言えます。
<ちょっと雑学>
日本ではほとんど採れないこともあり、メープルシロップは、
ハチミツほどポピュラーではありません。
皆さんも何となくご存知のように、世界で流通する約70%は、カナダのケベック州産です。
このケベック州では、メープルシロップの価格を高値で維持する為、生産量を含め厳しく
管理されているそうです。
メープルシロップは、カエデの樹液から作られるのですが、1リットルのシロップを作る為に
なんと40リットルもの樹液が必要とされます。手間がかかりますね。
そんなメープルシロップの産地にも、地球温暖化の影響が出始めているようです。
温暖化が進めば、カエデの分布が北へと移動する為、経済的な損失が懸念されているのです。