本日は、ファミリーマートの 「チョコクーヘン」
税込¥108 を紹介します。
長方形のメロンパンの様な形です。チョコクーヘン? ヘンテコな名前のパンに思わず手を
伸ばしましたが、よくよく考えてみれば、バームクーヘンの ”クーヘン” はケーキを
意味します。そして ”バウム” は木です
チョコクーヘンは直訳すればチョコのケーキですが、今回のパンは恐らくバウムクーヘンを
意識して作られたものであろうと思われます。その証拠に、パンを切ってみると生地が
木の年輪の様になっているからです。
エッ? 皆さん分かってた? 失礼しました。長々と解説してしまって申し訳ありません。
表面の生地と、パン生地の年輪模様を作り出しているのはもちろんチョコレートです。
さっそく食べてみましょう。
袋から取りだした途端広がるチョコの香り。
ひと口食べてみると、しっとりした表面生地はやはりメロン生地のようで、
ふりかけられた粉砂糖の影響もあるのか程よい甘みが感じられます。
もちろんチョコの風味もありますが……。
そして少しサックリしたパン生地。これまたチョコの作り出すブラウンの年輪が、
更に深いチョコの世界へと導いてくれます。
しかし、そのどれもが程よい塩梅です。
過剰なチョコ感は全く無く、それでもしっかりとチョコレートを味わえます。
程よい甘さと苦味、パン全体で楽しむチョコレートのパンです。
シンプルな作りと、ちょっぴりインパクトのあるネーミング、チョコのパンも様々です。
<ちょっと雑談>
さて、バウムクーヘンと言えばドイツの代表的なお菓子として認識されていますが、実は
現代のドイツでは日本ほどポピュラーではなく、一度も食べたことがない人も多いようです。
その理由としては、作製に専門の機械が必要だったりしてとても特殊な為、
一般的なお菓子屋さんでは売っていないからだそうです。
それに比べ日本では、年輪の様な見た目が結婚式やお祝い事の贈答品として好まれている
こともあって、ドイツよりも一般に普及しています。大抵のケーキ屋さんで売ってますしね。
改めて考えてみると日本と言う国は、外国から持ち込まれたものを独自に進化させ、
そのオリジナル国よりも普及させるのがとっても得意な国ですね。